「内窓を付けると本当に部屋が暖かくなるの?」
「結露や外の騒音にも効果がある?」
「費用をかけて取り付けても、あまり変わらなかったら困る」
内窓リフォームを検討するとき、このように感じる方は少なくありません。
内窓は、今ある窓の内側にもうひとつ窓を設置するリフォームです。
既存の窓との間に空気の層ができることで、断熱・結露軽減・防音などの効果が期待できます。YKK APやLIXILでも、内窓による断熱性・防音性の向上や結露軽減が案内されています。
ただし、どの住宅でも同じ効果が得られるわけではありません。
今回は、相模原市で住宅リフォームを行うロッキーが、内窓の主な効果と、設置前に知っておきたい注意点を分かりやすく解説します。
そもそも「内窓」と「二重窓」は違うの?
似た言葉なので少し分かりにくいですが、基本的には次のように考えると分かりやすいです。
内窓とは、今ある窓の室内側に新しく取り付ける窓のこと。
その結果、
既存の窓+内窓
という2つの窓がある状態になるため、一般的に「二重窓」と呼ばれます。
つまり、
内窓を取り付ける
↓
窓が二重になる
↓
二重窓になる
というイメージです。
既存の窓をすべて取り外す必要がないため、住宅の状態によっては比較的取り入れやすい窓リフォームのひとつです。
内窓の効果① 冬の寒さを軽減しやすくなる
内窓の大きなメリットのひとつが、断熱性能の向上です。
冬に部屋を暖房していても、
・窓際だけ寒い
・足元に冷たい空気を感じる
・暖房を切るとすぐ寒くなる
ということがあります。
窓は外気の影響を受けやすいため、断熱性能が低い窓では室内の暖かさが逃げやすくなります。
内窓を設置すると、
外窓
↓
空気の層
↓
内窓
↓
室内
という構造になります。
この空気層によって外気の影響を受けにくくなり、室内側の窓が冷えにくくなるため、窓付近の寒さを軽減しやすくなります。YKK APも、内窓によって窓の断熱性が高まると案内しています。
▶ 暖房をつけても部屋が寒い原因は窓?相模原の住宅でできる寒さ対策を解説
内窓の効果② 夏の暑さ対策にも
内窓は冬だけのリフォームではありません。
夏は屋外から室内へ熱が伝わるため、窓の断熱性能を高めることで外気の影響を受けにくくできます。
特に、
・西日が強い部屋
・2階の部屋
・日当たりの良いリビング
・冷房をつけてもなかなか涼しくならない部屋
などでは、窓の性能を見直すことも暑さ対策のひとつになります。
ただし、夏の強い日差しについては、内窓だけでなくガラスの種類や日射対策も重要です。
「内窓を付ければ必ず涼しくなる」と単純に考えるのではなく、住宅の向きや窓の位置なども確認したうえで対策を考えることが大切です。
内窓の効果③ 結露を軽減できる可能性がある
冬になると、
「朝、窓がびっしょりになる」
という住宅もあります。
結露は、暖かく湿った室内の空気が冷たい窓に触れ、水滴になることで発生します。
内窓を設置して室内側の窓が冷えにくくなることで、結露を軽減できる可能性があります。
LIXILやYKK APでも、内窓によって外気の影響を受けにくくなり、結露軽減につながると案内しています。
ただし、ここには注意が必要です。
内窓を付けても結露が完全になくなるとは限りません
室内の湿度が高かったり、換気が不足していたりすると、内窓設置後でも結露することがあります。
また、条件によっては既存の外窓側に結露が発生することもあります。YKK APも、内窓設置後でも外窓に結露が発生する場合があり、換気や湿度調整が必要だと説明しています。
そのため、
内窓+換気+適切な湿度管理
を組み合わせて考えることが大切です。
▶ 冬になると窓がびっしょり…結露を減らす方法と内窓リフォームを解説
内窓の効果④ 外からの騒音や室内からの音漏れを軽減
もうひとつのメリットが防音です。
音は壁だけでなく、窓からも出入りします。
内窓を取り付けることで、
外窓+空気層+内窓
という構造になり、さらに窓まわりの気密性も高まるため、外からの騒音や室内からの音漏れを軽減できる場合があります。
YKK APでは、同社製品の条件下で外からの音を15dB低減する試験結果も紹介しています。
ただし、防音効果は、
・外窓の状態
・内窓のガラス
・窓の大きさ
・壁や換気口
・音の種類や周波数
などによって変わります。
そのため、
「内窓を付ければ外の音が完全に聞こえなくなる」
というものではありません。
交通量の多い道路、電車、近隣の生活音など、何の音に困っているのかを施工前に伝えることが重要です。
内窓を付けても効果を感じにくいことはある?
あります。
内窓は有効なリフォーム方法ですが、住宅の状況や期待している効果によっては、思っていたほど変化を感じられない場合もあります。
例えば、
窓以外からも大量に熱が逃げている
壁・床・天井などの断熱性能が低い住宅では、窓だけを改善しても住宅全体の寒さが完全に解消されない場合があります。
施工する窓が少ない
大きな窓が複数ある部屋で1ヶ所だけ内窓を付けた場合などは、施工していない窓から外気の影響を受けることがあります。
目的に合わないガラスを選んでいる
断熱・遮熱・防音など、目的によって適したガラスは変わります。
防音を過度に期待している
窓から入る音には有効でも、壁・換気口・玄関などから入る音まで完全に防げるわけではありません。
そのため、内窓は、
「とりあえず付ける」より、「何を改善したいのか決めてから選ぶ」
ことが重要です。
どの部屋から内窓を付けるのがおすすめ?
家中すべての窓を一度に施工する方法もありますが、まず困っている部屋から検討する方法もあります。
例えば、
リビング
大きな窓があり、家族が長時間過ごすため、寒さや暑さが気になる場合。
寝室
冬の朝に寒さを感じる、外の騒音が気になる場合。
子ども部屋
外の騒音や室温が気になる場合。
浴室・脱衣所
冬の寒さが気になる場合。
ただし、住宅全体の窓配置や生活スタイルによって優先順位は変わります。
施工前に、
「どこが一番困っているのか」
を整理しておくと検討しやすくなります。
内窓のデメリットも知っておきましょう
内窓にはメリットだけでなく、注意点もあります。
代表的なものとして、
・窓を開閉するときに2枚開ける必要がある
・ 掃除する窓が増える
・カーテンやブラインドと干渉する場合がある
・窓枠の状態によって施工方法が変わる
・目的や住宅条件によって効果の感じ方が異なる
などがあります。
内窓を検討するときは、メリットだけを見て決めるのではなく、こうした点も理解したうえで判断することが大切です。
※今後公開予定
▶ 内窓を付けて後悔するケースは?取り付け前に確認したいポイント
内窓リフォームの費用は窓によって変わります
内窓の費用は、
・窓の大きさ
・窓の数
・使用する製品
・ガラスの種類
・現在の窓枠の状態
・現場の施工条件
などによって変わります。
そのため、単純に「内窓は1ヶ所○万円」と一律に判断するのはおすすめできません。
特に補助制度を利用する場合には、使用する製品の性能や窓のサイズも重要になります。
※今後公開予定
▶ 内窓リフォームはいくらかかる?窓の数・大きさ別に費用の考え方を解説
2026年は内窓リフォームに補助金を使える可能性があります
2026年には、窓の断熱改修を支援する
「先進的窓リノベ2026事業」が実施されています。
一定の性能基準などを満たす内窓の設置も補助対象です。
補助額は、
・建物の種類
・窓の性能
・窓の大きさ
などによって変わります。
また、すべての内窓工事が補助対象になるわけではありません。
2026年9月19日時点では、公式サイト上の予算に対する補助金申請額の割合は25%と公表されていますが、予算上限に達した場合には受付が終了します。
内窓を検討している方は、工事を決める前に対象条件を確認しておくとよいでしょう。
▶ 先進的窓リノベ2026事業の対象工事・補助額について詳しくはこちら
相模原で内窓リフォームを検討している方へ
内窓は、
寒さ・暑さ・結露・騒音
といった窓まわりの悩みを改善する方法のひとつです。
ただし、
「内窓を付ければすべて解決する」
というものではありません。
現在の窓の状態や住宅全体の断熱性能、どの悩みを改善したいのかによって、適した方法は変わります。
ロッキーでは、相模原市を中心に住宅リフォームを行っており、内窓工事にも対応しています。
実際にロッキーHPでも、Low-Eガラスを使用した内窓工事を紹介しています。
「自宅に内窓を付ける意味があるのか知りたい」
「結露と寒さの両方を何とかしたい」
「防音目的でも効果があるのか相談したい」
「補助金を使えるか確認したい」
という段階でもご相談ください。
住宅や窓の状態を確認したうえで、内窓が適しているのか、それとも別の方法が適しているのかを検討することが大切です。
内窓・二重窓リフォームの現地調査やお見積もりをご希望の方は、ロッキーまでお気軽にご相談ください。

