「相模原市で中古住宅を買うと補助金が出る?」
「親との同居で実家をリフォームするときも対象になる?」
「最大100万円と聞いたけれど、自分はいくら対象になる?」
相模原市では、子育て世帯や若年世帯の定住・移住、中古住宅の流通促進を目的に、「子育て世帯等中古住宅購入・改修費補助事業」を実施しています。
【まず知っておきたいこと】
この制度には大きく2つあります。
① 相模原市内の中古住宅を購入する場合
② 親世帯の住宅を、同居のために改修する場合
購入と改修の補助を両方利用する制度ではなく、利用できるのはいずれか一方です。
どんな人が対象になる?
まず、すべての人が利用できる制度ではありません。
補助対象者は、次の共通条件を満たす必要があります。
【共通する主な条件】
・対象住宅を購入または改修する人
・交付申請後、相模原市の住民基本台帳に記録される人
・対象住宅に5年以上住み続ける意思がある人
・市税等の滞納がない人
さらに、次のいずれかに該当する必要があります。
・夫婦またはパートナーシップ宣誓者がいずれも39歳以下
・18歳以下の子と同じ世帯の親
・ 39歳以下の妊婦
年齢は交付申請日時点で判定されます。
① 中古住宅を購入する場合
相模原市内の中古住宅を購入する場合、条件を満たせば補助を受けられる可能性があります。
対象となる住宅は、市内の居住誘導区域または中山間地域のうち、災害ハザードを除いた区域にある中古住宅です。
また、市内の不動産事業者を利用することが条件です。
中古住宅購入の補助額はいくら?
基本額は、
【中古住宅購入】
基本補助額:50万円
です。
さらに条件によって加算があります。
条件 加算額
親世帯との同居・近居 15万円
市外から転入 20万円
市内の居住誘導区域外から対象区域へ転居 15万円
市内企業勤務 15万円
最大補助額は、
・市外から転入する場合:100万円
・市内間で転居する場合:95万円
です。
【ポイント】
「中古住宅を買えば誰でも100万円」ではありません。
基本50万円+該当する加算条件によって金額が決まります。
② 親世帯の住宅を改修して同居する場合
もうひとつが、親世帯が所有している住宅を改修し、子世帯が親世帯と同居するケースです。
ここは制度名だけを見ると誤解しやすいところです。
【重要】
「中古住宅を購入して、その住宅をリフォームする費用」が改修補助になるわけではありません。
改修補助は、親世帯が所有する住宅に子世帯が同居するための改修が対象です。
対象住宅は、中古住宅購入と同様に、市内の対象区域にある住宅である必要があります。
さらに、相模原市内の施工業者を利用することが条件です。
親世帯住宅の改修はいくら補助される?
改修の場合は定額ではありません。
【改修の基本補助】
対象工事費の 5分の1
上限 40万円
です。
例えば、補助対象となる工事費が200万円なら、
200万円 × 1/5 = 40万円
なので、基本補助額は上限の40万円となります。
さらに条件によって加算があります。
条件 加算額
市外から転入 20万円
市内の居住誘導区域外から対象区域へ転居 15万円
市内企業勤務 15万円
津久井産材を利用 5万円
最大補助額は、
・市外から転入:80万円
・市内間の転居:75万円
です。
どんなリフォームを考えられる?
親との同居をきっかけに住宅を改修する場合、
・キッチン
・浴室
・トイレ
・洗面室
・内装
・間取り変更
・増築
・バリアフリー
・断熱
など、住宅全体を見直すケースがあります。
ただし、実際にどの工事費が補助対象になるかは申請内容によって確認が必要です。
「この工事なら必ず5分の1が補助される」と自己判断せず、見積もり段階で市や施工業者へ確認することをおすすめします。
一番重要なのは「契約・工事前に申請すること」
この制度で最も注意したいポイントです。
【重要】
相模原市から交付決定を受ける前に、
・中古住宅の売買契約を締結する
・リフォーム工事の契約を締結する
・工事を開始する
と、補助対象外になります。
つまり、
工事をしてから「補助金を使いたい」はできません。
基本的な順番は、
① 補助対象になるか確認
↓
② 見積もりなど必要書類を準備
↓
③ 相模原市へ交付申請
↓
④ 交付決定
↓
⑤ 売買契約・工事契約・工事開始
です。
リフォームを検討している方にとっては、ここが非常に重要です。
改修申請ではどんな書類が必要?
親世帯の住宅を改修する場合には、交付申請時に、
・住民票
・戸籍関係書類
・納税証明書
・建物の登記事項証明書
・改修工事の見積書・内訳書
・改修内容が分かる平面図など
・施工前の写真
・確認済証など
が必要になります。
【特に注意】
施工前の写真も必要です。
工事を始めてしまう前に、必要な写真・見積書・図面を用意しておきましょう。
工事完了後の実績報告でも、領収書や施工後写真などが必要です。施工後写真は、原則として申請時の施工前写真と同じアングルになるよう求められています。
2026年度はいつまで申請できる?
令和8年度の申込期間は、
2026年4月1日(水)~2027年2月26日(金)必着
です。
ただし、
【注意】
申請期間内であっても、予算額を上回ると判断された場合などには、事前の特段の周知なく受付を終了する場合があります。
と相模原市が案内しています。
そのため、利用する可能性がある場合は、契約直前ではなく早めに確認した方が安全です。
昭和56年5月31日以前の住宅は耐震性にも注意
中古住宅の購入・親世帯住宅の改修のどちらでも、
昭和56年5月31日以前に建築確認済証を取得した住宅の場合には、耐震診断を実施し、一定の耐震基準を満たしていることを確認できる書類が必要になる場合があります。
築年数の古い住宅を検討している場合は、
補助金だけではなく、耐震性も早めに確認する
ことが重要です。
この制度が向いているのはどんな方?
【例えばこんな方】
・相模原市で中古住宅を購入して定住したい
・子どもがいて、中古住宅購入を検討している
・市外から相模原市へ引っ越したい
・親が住んでいる相模原市の実家へ同居したい
・同居前にキッチンや浴室などをリフォームしたい
・親との同居を機に間取りや住宅設備を見直したい
こうした方は、一度対象条件を確認してみる価値があります。
補助金だけで住宅やリフォーム内容を決めない
補助額は大きいため魅力的ですが、
「補助金があるからこの家を買う」
「補助金があるから必要以上にリフォームする」
という決め方はおすすめしません。
中古住宅なら、
・建物の状態
・耐震性
・修繕履歴
・屋根・外壁
・水回り
・断熱性能
・今後必要になる修繕費
まで確認することが大切です。
親世帯との同居リフォームなら、
・生活動線
・プライバシー
・水回り
・将来の介護
・段差
・寒さ
・収納
なども考えておく必要があります。
補助金は、必要な住宅購入・リフォームの負担を軽減する手段のひとつとして考えましょう。
相模原で親世帯との同居リフォームを検討している方へ
この制度の改修補助では、相模原市内の施工業者を利用することが条件です。
ロッキーでは、相模原市を中心に住宅リフォームを行っています。
【こんな段階でも確認を】
・親との同居を考え始めた
・実家をどこまで直すべきか分からない
・補助対象になるリフォームなのか確認したい
・補助金を使った場合の予算を知りたい
・工事前に何を準備すればいいか知りたい
補助制度を利用する場合は工事契約前の交付申請が必要なので、工事内容を決めてからではなく、検討段階で確認しておくことが大切です。
この記事のまとめ
【相模原市の中古住宅購入・改修補助金】
中古住宅購入:基本50万円、条件により最大100万円
親世帯住宅の改修:工事費の1/5・上限40万円、条件により最大80万円
対象者:39歳以下の若年世帯、18歳以下の子がいる世帯、39歳以下の妊婦など
重要条件:相模原市内の不動産事業者・施工業者を利用
申請期限:2027年2月26日まで
最重要ポイント:交付決定前に契約・着工しないこと
この制度で特に覚えておきたいのは、中古住宅購入なら基本50万円、親世帯との同居に伴う改修なら対象工事費の5分の1・上限40万円が基本という点です。
そして最も重要なのは、住宅の購入契約やリフォーム工事の契約・着工より先に、相模原市へ申請して交付決定を受けることです。

